第32話

全員のヒーロー名が決まりその日の授業が終わった後……




「職場体験は1週間。肝心の職場だが、指名のあった者は個別にリストを渡すからその中から自分で選択しろ。

指名のなかった者は予めこちらからオファーした全国の受け入れ可の事務所40件。

この中から選んでもらう。それぞれ活動地域や得意なジャンルが異なる。よく考えて選べ。


今週末までに提出しろよ。」



「あと2日しかねぇの!?」



「……あー七雲、」



「?」



「そのリスト持って、職員室来い。1分以内な」




「「1分!?」」



「!はい!」


「か、諷璃……大丈夫?時々呼ばれてるやんか……」


「大丈夫だよお茶子!リスト持ってって言ってたから

職場体験の事だし、3件中2件が九州だからって言うのもあると思うのよー。

他のは分からないけど…と、とりあえず行ってくるね!」



諷璃は相澤から職員室へ呼ばれてるため、荷物とリストを手に持って教室を出ていった。



「……なあ七雲って、九州に住んでた割にはなまらねぇよな。」


「それ思った!」



「それ、訛らないんじゃなくて多分だけど訛らないようにしてるんだよ」



「「なんで?」」



「たしか…話する時に調子が狂うとかなんとか……って」

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