No.4『体育祭』
第20話
「「!!!!!」」
『こっこれはぁぁぁあ!!!!』
「(轟くん……今…左を……)」
「勝ちてぇくせに……ちくしょう……敵に塩を送るなんて……
どっちがふざけてるんだ……」
「!……」
「俺だって……ヒーローに……!」
「……すごい……」
「何笑ってんだよ。…その怪我で…この状況で…
お前、イカレてるよ。
ーーーーーーーーどうなっても知らねぇぞ」
「(なるべく近くでありったけを……!
ーーーー全力でかかってこい!!!!!)」
そう言い、半冷側も最大限を出し緑谷に攻撃を仕掛ける。同時に緑谷も足に力を注ぎ攻撃をすれすれで避けて轟へと近づいた。
「緑谷。ーーーーーーーーーーーーありがとな」
ドォォォオン!!!!!!!
「「!!」」
「なにこれぇぇええ!!!」
「マジかよおい!!」
「どうなってますの!?」
「「!」」
しばらくして煙が晴れ、最初見えたのは緑谷の姿だった。
だが、前を向くことなくその場で倒れてしまう。
『緑谷くん、場外……轟くん、3回戦進出!!!!!』
ワアアアアア!!と歓声がまたたく間に広がり、轟本人は目を開いて驚いたまま暫く動かずにいた。
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