第13話

数時間後、リカバリーガールのある検査を終えた諷璃は

授業を終えたばかりの教室へ戻る。



「!諷璃!」


「諷璃ちゃん、大丈夫!?」



「……ごめんごめん!リカバリーガールと長話してた!


ほら、私学校来たばかりだからどんな授業とか

保健室の利用にも先生の許可がいるんでしょ?

その事とかいっぱい話を聞いてたの!」



「そう?よかったぁ。怪我したって聞いてたから……!」



「怪我!?どっからそんな話きたの!?」



「分からんけど、なんかクラスで話しとった。」



「お、七雲じゃん!大丈夫か?」



「!だ、大丈夫!心配かけてごめんなさい!」




「ったく誰だよ七雲が大怪我したって言ったの……」




「大怪我!?……なんか話が…………?」



「まぁ、怪我なくてよかった!……あ、そういや自己紹介まだだったか。俺は切島鋭児郎ってんだ!

個性は硬化だ!呼び捨てオッケーだ!よろしくな!」



「はいはい!俺は上鳴電気!個性は帯電!

俺も呼び捨ていいぜ。よろしくな!」



「えと、七雲諷璃です。個性は天災、です。よろしくね切島、上鳴。」



「はいはーい!!私、芦戸美奈!個性は酸だよ!」



「蛙吹梅雨よ。梅雨ちゃんと呼んで。」




「八百万百と言います。個性は創造ですわ。

よろしくお願いしますね。」





「え、あ、えと、よろしくお願いします……!」



「……………」

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