No.3『言葉と全力』

第14話

それから授業と並行しながら皆は特訓をし、諷璃は個性の一つである雨系の技を習得するために特訓をしていた。






そうして、ヒーロー科にとって大事な行事でもある『雄英体育祭』を迎えるーーーーー……






""お前には勝つぞ""




""俺が1位になる""




""あの子フレイムヒーロー『エンデヴァー』さんの息子さんだよ""



""取り返そうデクくん!!絶対!!!""



""あなたを利用させて下さい!!""




""託したぞ、緑谷""





""いけねえ……これじゃ親父の言う通りじゃねぇか……""








「お疲れ様。」



「諷璃!……あ、ありがとう」



「……出久、緊張してるの?」




「緊張してないよ!!……そう言えば諷璃、どこ行ってたの?

休憩の時に見かけなかったけど……」




「リカバリーガールの所で治療のお手伝い。

私、雨系の個性で回復出来るようになったから、軽傷者の治療してるの。…あと、出久は大丈夫だよ。だって昔から何だかんだでやりのけてきてるから。」



「!」




「……私、そろそろリカバリーガールの所に戻るね。」




「う、うん!ありがとう!!」



「…………」

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