第7話

「「!?」」



「!!カザ!!!!!殺す!!」



爆豪が少女の名前を聞いた途端、個性を使って飛んでくる。



「(今来たらオールマイトがっ……!)」



「出久。……大丈夫。私があっちに連れていくから。」



「え?……!!」




「なっ!!(炎を……消しやがった……!!)」



「かーつきー!!!」



「ぐえっ!!!!」




「爆豪!?」




少女が個性を使って炎を消し爆豪を止めると、今度は少女が爆豪に抱きつきに行く。勢いが良かったのか…良すぎたのか…様子を見ていた轟や切島の所へ連れ戻っていた。




「てめっ、離れろ!!!」



「えー。久々に再会したのに冷たくない?""爆発""くん。」




「だれが爆発だ!!!!名前で呼べっつってんだろ!!」



「かっちゃん」



「デクとおんなじ呼び方すんじゃねぇ!!!

つーかなんでお前ここにいんだよ!!」



「見学だよ見学〜。私、ここに入ることなったから。」



そう言うと、ニコッと笑って爆豪から離れる。




「はぁ!?無個性のお前が!?」




「私だって個性持ってるからここにいるんだけど!?

……まぁ、今日は授業見学だからもう帰るよ。明後日から来るから。」



砂埃を払い、背を向ける。少女は再びオールマイトや緑谷の所へ向かった。



「出久。…オールマイトさんも、あまり無理しないでくださいね。」




「あぁ、済まないな」



「そればっか。」



「諷璃、また会える?手紙で

話できなかったことたくさん話したいんだ!」



「……できるよ。……また明後日ね。」



そういって、少女はプロヒーローたちの横を通り、帰っていった。

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