No.9 魔人エリュトロン

 

「最悪……ほんとマジで」


 エリュトロンはもうウンザリだと何度目か覚えてもいない溜息をついた。既に何もない平地地帯にて待機と命じられてから既に五日――我慢の限界で鬱憤というヤツが結界というヤツから外に漏れそうな勢いだ。


「あーしの班まともに話せる奴もいねぇしー待つだけってあり得るぅ? あと何なのこの場所、ただただ広い野っぱらじゃん? 街道とかなら人間も通ったろうにーあーもぉー!」


 エリュトロンは人型の魔人である。

 傍には動物の顔をした異形種が二体と,人間型の使徒が一体だけ。


「ブフッグフッ」

「ハラヘッダァァブヒィ」


 規格外サイズの槌を持った全く人語をかえさない巨躯。

 トロールの魔人トトロス。


 無数の棘が目立つ極太の槍。

 鼻を鳴らすオークの魔人タムワース。


「ご主人様は何で此処から動かないんだ? 聞いておられます」


 口を開いた人型はメイと名付けられた使徒で、魔人トトロスの通訳として生み出された存在である。


「チッ」


 被っている帽子を深くかぶり直した後エリュトロンはその愛らしい顔を大幅に歪めて唾を飛ばした。


「ぶっ殺してアンデットにしてやろうかトトロス! 何回説明すりゃわかんだ。あーしらは皇女共を待ち伏せてんだよぁ!」


「グフフッフン」

「ああそうだった。そうだったなオマエ賢いなと申しております」

「自分の主人だろうがぁテメェが説明しやがれよ」

「……………」

「あぁクッソうぜぇ! コイツ通訳しかしねーしよぉ!」


 北上して来ているトロンリネージュ軍を待ち構えている所なのだが自分の使徒は偵察に出しており、ここ数日まともに会話の出来る者すらいない。退屈も限界に達しようと言うものだ。


「楽しかったのは初日だっけだし! 大して人間も通らねーし、あーしもガルシア君のいる東側から攻める班が良かった~もぉ」


 今回魔人勢が立てた計画はこうだった。

 トロンリネージュを操り邪魔な”大壁”を内部より破壊させるというもの。十年も前よりトロンリネージュに侵入していたラビットハッチの使徒ファジーロップ外交官補佐の手引による立案であった。この計画は本来こんな事をせずとも、もっと早くに実現できる筈だった。しかし天才皇女の手腕により王室内部の腐敗が思ったように進まず、アンリエッタと彼女を支持する市民達の一掃が必要となったのだ。


「久々にぶっ殺しまくれると思ったのに、人間領くんだりまで来てお預けに五日も喰らうなんてよぉ」


 ダミー情報では魔人三体となっていたが、その実十八体もの魔人が人間領に入り込んでいる。この数を招き入れる為にはファジーロップも相当身を切らねばならなかった。実際にかなりの人間に自分の正体を明かさなければならず、この十年を無駄にしない為の苦肉の策と言える。


「こういうムカつく時はぁ」


 赤い液体が滲む袋から何かを取り出して分厚い本の上に並べた。二つの球。


「愛しのガルシアくんは今何処に? アナタのお眼目は今何処に? 皇女のお眼目は今何処に? 引きずりだしてぇ混ぜて煮る? 」


 潰れるか潰れないかの力加減がスリルがあって楽しい。水晶体というのは意外と固く、それゆえにかなりの力を込めてみる。だからとてもスリルがあるように思う。破損していれば直ぐに中身が出てしまうからだ。


「あの眼とこの眼を逢わせてあげよう♪ オトモダチと同じ鍋で♪ あはははははははははははははははははは」

「グフフッ」

「ご主人様はそれを食べたいと申しており――」

「Lv2脳炸裂ブレインダムド


 喉から漏れた声なのか空気なのかと同時に、人型使徒メイの顔面が膨れ上がって爆砕。地面に崩れ落ち華を咲かせた。


「トトロス……もぅこれ以上あーしをキレさせんな」

「……ブヒィ」

「あーしは今一生分我慢してコレなんだよ分かれや」

「エリュ…トロン」

「タムワース魔獣系同士で仲良く遊んでろ。次眼玉触ってる時にうぜぇ事いいやがったらテメェらだろうがぶっ殺す」

「わ、かっ、だ」

「本来二万程度の軍勢あーしが一人いりゃ十分なんだよ。テメェらが遊びてぇっつーから連れて来た」


 高位魔人である自分に怯えてる顔すらもムカつくなと舌打ちした時、上空から待ちに待った声が届いた。


『お嬢ぉ~!』


 偵察に出ていた自分のパシリが帰って来たからだ。

 透き通った人間といったら良いのかゴースト型の使徒である。


「エノキ遅いっつーの死にたいのか」

『もう自分、死んでますので――WAO!』


 エリュトロンが指を鳴らすとエノキの頭が吹き飛んだが、幽霊の為すぐに元通りに復元する。


「っぜぇぞエノキ。エリンギはどうしたの」

『それが……途中で日光にヤラれて昇天しまして』

「もう死んでるって死んでんじゃんナニソレ? まぁいいや早く喋れ」


『あぁハイお嬢。アンリエッタ率いる軍はこちらに予定通り進軍してきています。このままいくと後半日程で対敵するかと』


「やーっと来たかぁ。兎のバカの計画だったから疑ってたけど案外上手くいったのねぇ」


『ラビットハッチ様はともかくファジーロップは優秀な使徒ですからね』


「Lv3誘惑テンプテーションつったっけね。あんな能力が何で兎のバカ使徒に備わってるのか謎だけど」


『お嬢はラビットハッチ様をやけに敵対視されますよね』


「……ムカつくが強いからなアイツは。あーしは面食いだがヘルズリンクはナルシスト過ぎてキモイし、キリンのヤツは天属性で相性がわりぃ。無理に父親ヅラしてる人間臭い影王なんざ論外だ」


『気に入らないとは言っても認めてはいると』


「魔獣系魔人の中でもラビットハッチは桁が違う。アイツの戦いを見た事があるか? アレは魔法言語だとか腕力だとか関係ない見ただけで死を連想させる。最古最強とは良く言ったもんだそして何より魔人の本能に忠実だ」


「お嬢も欲望に忠実ですもんねぇ」


「色欲と強欲こそが魔人の象徴……奪い取るのが我々の本懐」


 エリュトロンは袋に手を入れてその中の球達を弄る。


「生きてるって実感はさぁ……自分より弱い者を蹂躙して得るものだからねぇ」


『トロンリネージュ軍二万。一人に付き二個付いてるとはいえ持って帰れますかねぇ』


「これだけ待たされたんだゾ? ただ抉り取るだけじゃ済ませねぇよぉハハハハハハ」


『人間側に同情しますわぁ』


 魔人族。

 鉄壁の防御結界に一騎当千の腕力を持った異形の者達。特にエリュトロンは人類の到達点と言われる神魔級の魔導士Lv4であり、天才皇女アンリエッタをも凌駕する最大魔法出力数は三万を超える。


 このまま単騎でトロンリネージュ軍と激突した場合でも勝算しかない。そう思われての布陣である。


 その決戦迄――あと数刻と迫っていた。



 ◆◇◆◇



 トロンリネージュ王都から国境最北端のフォンダンに近づくにつれ外気は冷え込み、一般の運搬が行われない事から街道も整備不十分の為に平原地帯が多くなってくる。


 だがそのお陰もあって大軍を見渡すには向いており、逆にこちらが発見されにくいという利点もある。


 見晴らしの良い丘に立つのは不吉な黒を纏い中途半端なサイズの剣を下げた男と、同じく全身漆黒の給仕服に着飾った、人とは思えない程の美貌をもつ黒髪の女。


 傍らに控えるその女は遠くに見える大軍を一瞥して、主人に伝わるよう解り易い溜息をつく。


『予感が的中しました最悪ですマスター』


 憎き魔人を討伐しようと勇むアンリエッタ。

 小高い丘の上から、その指揮官様を見据える灰色の髪に黒革のジャケットの男ユウィン=リバーエンド。


 感情の乗らない顔で同じく感情の乗らない声を発する。


「無難すぎる形に陣を張っている……どこから攻められても対処できる陣形というのか」


『この案は最悪ですよマスター』


「軍を相手にするのは初めてだから良く解らんが」


『聞いて下さい無駄でしょうけど』


「解ってるじゃないか相棒」


『それでも言いたくなるんですよ』


「いざとなったら頼む」


『本当にもう……しょうがない人』


 腕を組んで体を伸ばし肩を鳴らす主人を横目で流すDは頭を抱えた。


『もう少しこう……無かったものかと』


「このままじゃ皇女さんは蜂の巣だ」


『まぁそうです。ですが』


「状況を見るに時間もあまり無さそうだ」


 主人はこのまま作戦とも言えないこの案を実行する気だ。 曲げる気は無いのは解っているのだが、これはあまりにも無謀である。


『二万人という数字と人口がどれだけか理解してますか?』


「俺はあの娘と約束した。約束は断固とした信念で守るものだ」


『マリィ様の言葉ですね』


「そうだな。ならばやるべきだろう」


『殺す気でいく、訳ではないでしょう?』


「そうだな」


『だから聞いているのですよマスター……二万の軍勢がどれくらいの戦力かご存じですかと』


「見えているしやった事はないが何とかなるんじゃないか」

『いや無理ですって』


「何かで読んだが、如何に大軍と言えど一度に攻撃できるのは四人までだとかで……」


『4人同時攻撃を5,000回行うと……? へぇ』


「今日はヤケに突っかかるじゃないか」


『突っかかってません心配してます』


「だがお前は出るなよ殺しちゃまずい」


『マスターがそう言われるなら』


「お友達の為に皇女さんには少々頭を冷やしてもらわんと」


『少し……楽しそうですね』


「そうか?」

『そうですよ』


「さぁそろそろ行くぞ。影に引っ込めD」

『……了解ですよ。マイマスター』


 黒く光る漆塗りの見事な鞘から中途半端な長さの剣。小太刀を引き抜く。


「宿れ武装気……」


 峰を返して握る村雨に陽炎が灯る。


『Dは諦めましたよ……ユウィン様』


 高台より大地を駆ける――指揮官陣目掛け勢い良く駆け下りた。


「まずは陣形を崩す」


 結局良い案が浮かばなかった為、ユウィンはこう思ったのだ。半分位の人数を張り倒すか、もしくは皇女を人質にしてでも王都に退却させてやると。


 文字通り、本当の一騎駆けである。



 ◆◇◆◇



 金属と金属が勢いよくぶつかり合った高音が響き渡る。それは兵士達の叫び声と共にどんどん移動していき、遂には中隊指揮官の顔を歪ませた。


「ええぃなんだ騒がしい!」

「左翼より敵襲です!」


 軽装の伝達兵が叫ぶ。

 それに対して中隊指揮官は眉を動かし冷静を繕った。


「魔人が現れたのか? 予定の場所には、まだあるはずだが」

「いえ恐らくは人間です」

「なに……? 数は」

「い、一名です!」


 その報告に指揮官は緊張を解き破顔する。


「何だそれはハハッ……茶番だな全く。何をやっている馬鹿者さっさと取り押さえろ」


「それが……」


 望遠鏡で状況を伝達する兵が口ごもる。


「なんだ、まだ何かあるのか」

「いえ……その」

「さっさと報告せよ!」


 吠えられた伝達兵は背筋を伸ばし、自分の見えている状況をそのまま伝えようと決断した。


「は、速い」


「貴様歩兵からやり直すか? 何を言って」


「速いのです! 指揮官殿これは、その――こちらに突っ込んできます!」


「たった一人に何を言って……もう良い黙れファランクス隊を移動させろ」


 大盾と長槍をもった重装歩兵が動き出した。




 ユウィンは出せる最大の速度で走りながら眼前の兵士を薙ぎ払い、吹き飛ばし、蹴り飛ばし、素早く昏倒させつつ、陣の左翼中央を突破しつつあった。


「割とやる……正規の軍人ばかりか」


 相手側は抜かれた陣を立て直しつつ迫っている。

 そして重装歩兵が前方に集まりつつあった。周囲を見回しながら自分の場所を確認するが位置がまずい。完全に囲まれていたのだ。


「突っ込みすぎたな」

『幻滅ですマスター。ディも出ます』

「人間相手に出るんじゃない! 何とかする」


 ふぅぅぅ……やや腰を落として居合の構えを取り。


 ――――ボッ


「魔人剣――流破!」


 小太刀から衝撃波が飛び前方の重装歩兵が大盾ごと吹き飛び――その崩れた人の間を抜け、続けざまに周囲180度に衝撃波を放ち”場”を確保した。


「うむ……辛いな」


 無表情ながら息を切らす。

 周囲を見回し今迄倒した兵士の数を確認したが――まだおよそ百と言った所。


「遠くから見るより多いな……二万は」


 嘆息しつつも小太刀を握り鳴らる。





「騒がしいですね。何事です」


 アンリエッタは落ち着き払った立ち振舞いで伝令兵に尋ねた。


「いえ、それが……」

「我が陣の左翼より襲撃があったようですな。ふむ……それもたった一騎です」


 動揺している兵の代わりに執事が応えたようだ。


「一人で? 何の為に」


 執事は肩をすくめる。

 何故か解らないが期待していた様な表情だ。


「いつの時代も大国を快く思わない輩はいるものです。そういった類の者でしょう」


「そういうものですか……嘆かわしい事ですね。しかしクロード、その場所からよく見えますね感心しました」


「執事は生まれが山岳でしたので年の割に眼がいいのですよ」


「して、取り押さえたのですか?」


 老人は優雅にかぶりを振る。


「いまだ交戦中のようです」


「たった一人に? 我が国の騎士隊は飾りではないはずですが」


 少々の苛立ちを含んだ目で伝令兵を見るが、震えあがる伝令兵とは対照的に執事は実に嬉しそうに見える。


「一騎だけとはいえ敵はゼノン王国の傭兵が使う気を使用しております。それも相当な腕前かと」


武装気ブソウオーラとかいうあれですか」

「流石で御座います殿下」


 執事長クロード=ベルトランの瞳が光る。


「殿下が使われる特別なオーラとは異なりますが、敵の技はゼノン流交殺法の”源流”にちこうございます。そして肉体ではなく剣を使っている所をみると恐らく傭兵王国の者ではございません」


「ゼノン流交殺法が気技オーラスキルの源流だと聞き及んでいましたが……」


 知るものは極少なくなってしまったが、ゼノンの傭兵が使用する気の闘法は元々火の国ジパングと呼ばれる島国から継承されたのである――気は人体と感覚を強化し、意識を広げる。


「恐らくあれは失われた創世記から伝わる型……対魔人用死殺技魔人剣でございましょう」


「マジンケン? 魔人とはあの魔人ですか?」


「左様でございます。人体の肉体強化術オーラの開発者賢者イザナギが生み出した、今は失われし火廣金オリハルコンの武器とオーラを組合わせる事で、魔法を使わずして魔人の防御結界を切り裂く技と言われております」


「そんな技術があるのですか」


 アンリエッタでも知らない知識であったらしく表情に驚きが映るが、すぐさまその良すぎる脳が次の疑問をはじき出す――そんな技を持つ者とは一体何者なのかと。


「そんな技を使えるという事はつまり」


「はい。恐らく魔人領の関係者では無いでしょうが……こちらの兵も既に二百程倒さております。無難に兵を散らせた隊列を縫うように当方に向かっておりますな」


 速いですな――そして強い。

 執事クロードは眼を細める。


「何て事……一騎如きここまでやられては兵士の士気が。進軍に支障をきたしてしまう」


 アンリエッタは内心では叫び出したいほどに苛立っていた。早く進軍せねばならないのに。仇である魔人はもう後半日も進んだ所にいるのに。何で邪魔をするのかと心情は穏やかではない。


「陛下!」


 次の瞬間――場の空気が代わった事を執事は感じ損なわなかった。気配にいち早く気付いたクロードはアンリエッタを護るように彼女の肩を抱いて背中を向けた。


「魔人剣火牙大蛇カガオロチ!」


 ズッ――――ドン!


 100m先と言った所か。

 アンリエッタのいる指揮官陣まで風圧が届き、彼女の纏めた髪を風がさらっている。どうやらこちらの本陣めがけて一直線に衝撃波が打ち込まれた様だ。一瞬の時であったが、アンリエッタのいる本陣から敵の姿が確認できる。


「失礼致しました殿下。一瞬陣が抜かれましたな」

「彼ですか」


 自分の敵討を邪魔する憎き蛮族はと睨みつける。


(……?)


 刹那の時――アンリエッタとユウィンの視線が交わった。


(な、何この感覚……)


 聡明なアンリエッタでも理解し難い初めての感覚。


 ……ドクンと高鳴る鼓動。聞こえる声。





『やっぱり……ちょっと老けたね。でも相変わらず……』


 自分じゃない女の声。強烈な目眩を覚える。


『相変わらず良い色の……髪』


(何……これは)


 凄い不快感と哀愁。懐かしさ。


『彼は女神の守り手……そして貴女は私の器』


(誰ですか……貴女は)


『言った所で理解出来ないだろうけど言ってあげるよ』


 メインユーザー。


(創造神……)


『そういう事だよ……神の器バビロン





「……殿下」


 クロードが声をかけるがアンリエッタには聞こえていないのか、呆然と虚空をを眺めていた。


「…………」

「殿下!?」

「っ――は、はい クロード」


 アンリエッタはあの声が何だったのか、この時はすぐに忘れてしまう。


「殿下申し訳ございませんが一時御側を離れさせて頂きます」


 執事は腰にチェーンで結びつけた懐中時計を外し、薄手の革手袋を取り出していた。


「どういう事ですクロード」


の者は恐らく当方の騎士達では止めることは不可能でしょう。この老兵、微力ながら助力させて頂きます」


「いやそうじゃなくて危ないわ。貴方この前、部屋の絵画の取り替えだけで腰を悪くしていたのよ!?」


「ご心配頂き恐悦至極の極みで御座います……あれは痛うございましたな」

「だ、だったら」


 アンリエッタは言葉を飲み込む――いつもの執事ではない。眼光に蒼い炎を見た気がしたのだ。


「しかしながらこのクロード、武術だけには些か覚えがあるのですよ」


 あくまで優雅に美しく、執事クロードは腰を曲げる。

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