第6話 本能寺3
信長はまだ眠っていた。
やがて、
「うるしゃきゃー、
信長は起きて、
「
「明智殿、
信長はしばし
「
と言うと、
「弓をもてい」
と命ずると、部屋を出て行った。蘭丸も後に続く。
「蘭丸様、やっぱりかっこいい。こんなイケメン見たことない!」
カレンは、うっとりと蘭丸の
信長は、
明智勢は、
「家康はあれぞ、首を挙げよ」
と叫び、弓を射かけ、鉄砲を撃つ。
「やっぱりね」
カレンが
「明智光秀は、家康を討つと兵たちを
カレンは、自分の推測が当たったことで満足げだ。
「しかし、信長の顔を見て家康じゃないこと分からないのかね?」
竜一は、カレンに問う。
「この時代、写真がある訳じゃなし、信長や家康の顔を知ってる兵なんてまずはいないよ。尾張の豪族時代だったら足軽たちも顔は知っていただろうけど。この頃になると、下っ端になると全然だろうね」
「なるほどね」
信長は、弓が途絶え、
「
信長が、おばはんに命じる。
「あいよ」
おばはんが答える。
「帰蝶さん、やっぱり一緒だったんだ」
本能寺の変前後の信長の正室「
信長が舞い始めた。御存じ十八番、
゛人間五十年、
帰蝶の鼓の音が調子よく入る。
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