第13話
…………服?
理解できないのに嫌な予感だけが心臓を叩く。
呼び止めたいのに、聞きたいのに声は出ない。その間に一佳は振り返ることもなくドアの閉める音を響かせ出て行った。
半端に脱がされ行為に及び、ボロボロになっている身体を静かに起こすも頭は今言われた言葉を理解しようと嫌な予感を拒もうと、ぼうっとしていて機能しない。
えっと……。
心の中で意識を取り戻したら彼の熱が失くなったシーツの冷たさが直接肌を刺してきて、瞬きしてその場所から出る。
服……、?
わからなかった。
一佳の、言いたいことが。
夜が明けても。
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