第1話

作品キャッチコピー



怒ったらきけん。酔ったらきけん。眠ったらきけん。

…誰も彼も、天然には、敵わない。




注目ポイント・アピールポイント


 この作品は、人に褒められたとしても自分は自分を好きになれない。そんな、自分だけが、自らも気付かない内に抱えているコンプレックスを、降り重なった雪がおひさまの光に溶けていくように、何てことない日常の中でいつの間にかそれごと抱きしめてくれる誰かが現れてくれたらいいなと思い、執筆しました。それが今作品ではプライベートでの最も近い“お隣さん”となります。


 ヒーローは真っ先に『天然』というワードが飛び出してくる、新社会人であり上司となる花吹太郎はなぶきたろう。社内では主人公に冷たく接しますが、主人公の人見知りしない・少々世話焼きな点とヒーローの似た部分、天然さが相まって、ヒーローの謎に包まれた箇所にも触れながら主人公が辛い時には一番に助けてくれるお隣さんへと距離が縮まっていきます。


 主人公のデスク周辺を陣取る登場人物も個性豊かで、その周辺の一員になって耳を傾けたら聞こえてくるように描きました。何より日常を切り取って、目一杯ときめいてもらいたい!過去も未来も関係なく、たった今隣にいるひとの暖かさを知ってほしい、寄り添う作品をという思いが強く、作品に反映させています。

 注目ポイントはキャッチコピーにもある意地悪のいの字も感じさせないヒーローがギャップを開花させる怒る・酔う・寝起きのシーンと、冒頭。実際にマンションのベランダの境界となる壁には避難時破れると記されているのを見て、“有り得ないことではない”というメッセージを密かに込めて描きました。

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