第12話 怪決策
そして彼女の目的は、非常に遠回りな経路を
「イクちゃん。どうやら
本日のみ
「あなたが
幼い日の彼女がドリンクを飲んでしまったのは、母親の事が大好きだからという単純な動機の為であったようだ。
彼女がイクちゃんを頼ろうとしたのは、民俗学を学ぶ過程で、母親を難病から助けてくれた存在が土地神である可能性に気がついたからだった。
「理由については理解した。しかし不思議なこともあるものだ。自分の名前のフリガナにだけ影響があったのか。やはり18歳未満は飲んでは駄目なのかもしれん」
イクちゃんこと
そして
「イクちゃん、今持ってる『俺がガニーだ』って名前のドリンクなんだけど、それって副作用はあるかい?」
「ジョージ、これは普通の健康ドリンクだ。栄養が豊富なのは認める。海兵隊に入れそうな体力も一瞬だけ身に付くのだ」
イクちゃんの答えを聞いて、それは普通のドリンクではないのではないかと思った
「それじゃあ、同じインクを使って、ドリンクの名前を『俺がアミーだ』に変えられないかな? 俺がそれを飲んでみるよ」
キヨコ氏と
「あの……ジョージさん。本当に良いんですか。私は迷惑をかけちゃったみたいだし、ジョージさんも大変な目にあってるのに……」
「2人とも聞いてください。
そして10分もしないうちにイクちゃんが戻ってきた。片手には『俺がアミーだ』が握られているようだ。
「ジョージ、お望みの物を持って来たぞ。本当に効果があれば、私としては色々な事に応用出来るから良いのだ。では早速、飲んでみてほしい」
イクちゃんが差し出してきた茶色い
「ウソ……ケーブルテレビのお兄さん、とってもアミーっぽくなったわ! そう言えば
呪いのスコーンを作ってしまう様な
奇跡と呼んで良いのかどうか定かではないものの、
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