第11話 キヨコとセイコ
「イクちゃん、俺は
本日のみ
「これは普通に活力を与えるドリンクでな、効果も普通なので、副作用というものが無いはずなのだ。異常に無理が利くとか、そういったことは本当に無いのだぞ……」
イクちゃんこと
常識を
「カワウソさんは、イクちゃんって名前なのね。
イクちゃんの方は、
「とりあえず落ち着こう。イクちゃん、ここに来る時に買った『お焼き』があるじゃないか。これでも食べよう。
このままでは
「これ、
その場にいる普通の人間にとっては、日常的な要素というものが必要であったらしい。2人は肉と野菜入りのお焼きを食べ、イクちゃんは食べ物を必要としないので健康ドリンクのラベルを見ながら
「ただいまー。お母さん、お客様が来てるのね? 何でカワウソ!?」
3名がリビングでお茶を飲んでまったりしていたところ、キヨコ氏の娘である
母親であるキヨコ氏をそのまま若くした様な細い顔に、肩までの軽いパーマのかかった黒髪、カーキ色のロングスカートとコートは活動的な感じがあって、美人だと評してもどこからも異論は出なさそうだ。
「私はマンマーTVの者です。わけあって普通に名乗れなくなってまして……これ名刺です。今日はスコーンとドリンクの件でお邪魔してます」
この中でも一番立場がややこしい男である
「マンマーTVの人なんだ。
ある目的を持って、具入りスコーンに呪いをかけたのは彼女ではある。だが、その件で訪ねてきたのは警察ではなく、名前の認識におかしな
本日のみ
「今日だけジョージさん。信じてほしいんだけど、私は誰かを巻き込むつもりはなかったの。ただ土地神様にお願いを聞いてほしかったから、ああいう物を作ってあそこに置いただけなのよ」
今日だけジョージというのは良い響きだなと、
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