第48話 3箇所目
十三の大騎士団が待ち伏せしていた3箇所目は、とある人が接敵した。
可哀想な事に、工兵隊 隊長 小鳥遊 雄大の部隊だった。小鳥遊は、十三の大騎士団を発見次第とある物を複数個投げ込んだ。
次の瞬間、耳を劈く轟音が鳴り響く。
十三の大騎士団に投げ込んだ物は、何と炸裂弾だった。しかも広範囲に複数個だ。四方八方、何処に避けても被弾間違いなし、の配置だ。だから相手が可哀想だど思う。
小鳥遊は、工兵隊に入らせた理由は、爆弾系を扱うのが異様に上手いからだ。
そして、あらゆる抗争で爆破を完璧に遂行し、いつの間にか出世して隊長までになった。まさに叩き上げの人間だ。
小鳥遊の戦闘スタイルとして、爆弾をよく使う。
そして戦った相手は、すぐにボロボロになる。
何故なら、爆弾を投げ込む位置が完璧に近いからだ。何処に避けても被弾する。まさに難攻不落だ。基礎も完璧で、ナイフと銃の腕もかなり良い。
そんな事をしてる内に、十三の大騎士団 隊長はまともに剣を抜けず、炸裂弾だけで完封されてしまった。
そして、小鳥遊は部下に指示を飛ばす。
「一応、殺すなとボスに言われてる、だから人気が多い大通りに運んで放置しとけ。」
「了解!」
そして、十三の大騎士団は大通りで放置された。
今回、十三の大騎士団は、隊長が 一名 死亡、二名 重症 の大打撃を与えたから、暫く動けないだろう。
その間に、【インベスター】に止めを刺す。
後、【インベスター】と癒着してる、ブロンズ公爵から、金を根こそぎ頂こうかな。王国南部では、かなり大きい貴族らしいから、大金を隠し持ってるに違いない。抗争は、金食い虫だからね。抗争ばっかりだと、資金はすぐに空っぽになるからな。
さて、事務所で甘い物でも食べて、ゆっくりしようかな。
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