第46話 再び

〜〜〜香炉隊〜〜〜


この日 十三の大騎士団は、3箇所で待ち伏せしてた。

一箇所は、坂下の所。もう一箇所は、あの戦闘狂の近くで待ち伏せをしていた。


「あれ〜見たことがある人がいるぞ〜」


とある路地で待ち伏せをしてたのは、十三の大騎士団 隊長 大剣使いのバウル・クラウゼであった。相手は勿論、【conqueror】実行部隊 隊長 戦闘狂の香炉勝彦だ。この2人は、一度戦ってバウルはボコされた為リベンジしに来たのだろう。


「あの時は、よくもやってくれたな。そして、俺が負けて逃げたと流布し 十三の大騎士団の信用が落ちて、騎士団長に、酷く叱責されたじゃないか。」

「そんなの知るか。逃げ帰った奴が悪い。」

「名誉回復の為、正々堂々勝負だ!」

「今回お前が負けたら、鎧を証拠として貰おうかな?」

「いいだろう。この鎧をあげよう。」

「よし、決まりだ。さぁ楽しい戦闘を始めようか!」


そして、お互いが一気に距離を詰めた。

龍虎は、お互い洗練された斬撃を繰り出し、互いに一歩も譲らない展開だ。

だが、正面衝突は戦闘狂の香炉に軍配が上がる。

徐々に、押され行くバウル。

そこで何と、起死回生の一手として、片手に大剣もう片手に短剣と前代未聞の戦闘スタイルをとった。

大剣は、普通両手で扱う物なのに、軽々と扱ってる。きっと、香炉に負けたのが、悔しくて必死に練習をしたのだろう。中々堂に入った二刀流だ。


「これで、戦局はイーブンだな。」

「ふっ、やっぱお前 面白いな!」


そう言って更にギアを上げる香炉。

戦局は、すぐに戻されてしまった。

だがバウルもギアを、負けじと上げようとする。

だが大剣を片手で振り回すのは、限界があり香炉に足で蹴り飛ばされてしまった。

大剣が後方に落ちて、剣とは思えない音がする。

バウルは短剣一本。香炉は剣を拾わせない様に、至近距離に来た。


〜〜〜別隊〜〜〜


インベスターの倉庫は、幹部とかは警備にいない為

、大体の部隊が制圧を順調に進めていた。





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