第45話 槍使い
「ボス、私が槍使いの相手を、しましょうか?」
「いや、いい。僕が自分でやる。」
「了解しました。下っ端を蹴散らしときます。」
「よろしく。」
僕は、槍使いと対峙する。
新選組の格好をしてるから、折角なので日本刀を腰に差している。なので、日本刀で戦う。
腰から、ゆっくりと刀を抜く。
刀は、後ろに構え、八双の構えをとった。大体の武器扱いは、爺橘道綱に教わった為大丈夫だろう。
様子を伺ってると、槍使いが動いた。
「ハァアアアア!」
放ったのは、物凄い突きだ。だが、眉一つ動かさず躱した。カウンターで、こちらも首目掛けて突きを放った。
だが皮を切るだけで、致命には至らなかった。
そして、今度はこっちから距離を詰め、爺に習ったパクった変則的で、避けにくい斬撃の雨を降らせた。
槍使いは、間に槍を入れるが全て防げず、血飛沫を上げる。
不利を悟った槍使いは、バックステップで距離をとる。だが、簡単に逃がさず投げナイフ3本投げた。結果は、一本だけ頬を掠った。
更に、雰囲気を台無しにする為、使いたくなかったが追い討ちとして早撃ちで、腹に3発の銃弾を叩き込んだ。それは、3発が、1発の銃声に聞こえる早撃ちで、槍使いの鎧を無視して、腹に全弾命中した。
「グハッ」
吐血する槍使い。弱い。
香炉が相手をした大剣使いは、強者だと聞いていたのに、こいつは期待外れだ。
早く終わりにしよう。
そして、人間離れをした突進を見せる。日本刀を上段に構え、勢いよく振り下ろす。
防御として、槍を入れたがそんなの関係ない。
次の瞬間、槍が真っ二つになり そのまま、槍使いの右目を抉った。
眼球が抉られ、止まってるので日本刀を離し、足を砕かん ばかりに前足を踏み抜く。
繰り出したのは、中国拳法の発勁た。それを、槍使いの鎧の上から叩き込んだ。
そして槍使いは、 人間とは思えない距離を飛んだ。
飛んだ先で動けなくなった槍使い。
「地獄の治安改善してこい。」
そして、槍使いの頭に、冷たい鉛玉をプレゼントした。
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