第42話 突撃!

『なんで突撃するんだよ! 輸送係として、接触しないの?』


アルゲイドが電話越しで叫ぶ。


「相手が超警戒してる。流石に戦艦のデカさに、ビビったっぽい。」

『チッ、わかったよ。何人か捕縛してくる。』

「全員殺すなよ。」

『多分、大丈夫。』


そして、アルゲイドのボートが出発する。

張が電話で、右や左など位置を調整し、見事に船の横に衝突した。

モーターが付いてるボートと中世の木製船だとスピードが全然違う。回避行動はしてたが、レーダーで丸分かりの為、張の位置調整で意味がなかった。


アルゲイドは、衝突した時に穴が開いた為、そこから部下を率いて侵入した。

船の中に入ったら、ガラの悪い人間が5〜7人いた。迎撃準備は出来てるみたいだ。

それに対して、アルゲイドは自分の武器である軍用マチェットナイフを取り出した。


アルゲイドは中南米出身の為、マチェットは日常的に扱ってた。そんなある日、アルゲイドの家族は地元のマフィアに騙されて、金を奪われて証拠隠滅に家族を皆殺しにしてしまった。

それに激怒したアルゲイドが日常的に使ってたマチェットナイフで、マフィアのアジトを襲撃した。その時は、アルゲイドは仕事は狩猟の、普通の一般人だった。マフィアのアジト襲撃で普通に過ごしては、開花しない才能が開いてしまった。

そして、マフィアのアジトの1つをアルゲイドが潰した。だが そのマフィアは、かなりの規模で何人も襲撃に来た。ついに追い詰められた、アルゲイドを救ったのは、坂下正幸が率いる【conqueror】だった。そのマフィアが、【conqueror】の下部組織を襲って来た為、マフィアを潰そうとしたが、1人でマフィアのアジトを壊滅させた一般人の化け物がいる、と聞いて興味本位で来たら 。丁度襲われて、瀕死だったから助けて部下にしようと したが、敵と勘違いされ一度戦った。誤解が解けて、正幸こ部下になって以降ナイフよりマチェットの方が慣れていると言って、武器は拳銃とマチェット以外使ってない。


ガラの悪い連中は、アルゲイド達目掛けてナイフを持って、突進してくる。だが、アルゲイドや【conqueror】の兵隊は、訓練された戦闘者だ。簡単にやられる訳がなく、赤子の手を捻る様に、簡単に殺していく。


「動いたら、殺す。着いて来い。」


護衛を皆殺しにされ、ビビって素直に着いて来た。

そして、ガラの悪い連中が守ってた人を拉致する。

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