第41話 どこ?
〜〜〜【conqueror】戦艦の会議室〜〜〜
会議室に張が入ってくる。
「アルゲイド、今回の事を電話でボスには説明しといたよ。それで、予定通り『取引先を特定しろ』と言われたよ。手段は問わないって。」
「わかった。お疲れ 張。そう言えば、【インベスター】の薬物や奴隷を強奪する必要あった? 」
「必要でしょ。俺らは今から【インベスター】の輸送係として、取引先と接触するから。」
「なるほど、すり替わるのか。確か、張が強奪した この地図の航路の何処かで、合流し金と交換して解散。戦艦で合流していいのか?すり替わりだと、バレないか?」
「それは、大丈夫でしょ。新型の船の実用試験中です。など言って誤魔化せば。」
「じゃあそこは、任せるわを。 張は、言葉 巧みにに騙し 。俺は一隻くらい船 奪えないか、張が乗ってたボートで散策してる。」
会議が終わったら、2人はすぐに戦艦と潜水艦を出発させる。
〜〜〜20分後〜〜〜
「レーダーに敵影あり!」
レーダー係がそう叫ぶ。
一気に船内に緊張が漂う。だが、一向に船が肉眼で見えない。
「誤報か?」
そう尋ねる張。
「おかしいですね。レーダーでは、居るはずなのに、一向に見えない。」
本当におかしい。最新鋭のレーダーを戦艦と潜水艦、合わせて3つ。全て敵影が発見されてる。3つ全部種類が違うレーダーなのに。
ふと、戦艦の船長が言う。
「あそこの海が、おかしいなぁ〜」
「どうした?船長?」
「張さん。長年船長をやってる、人間が見ると。レーダーで敵影の場所を表してる海の流れが、自然に起こる流れでは、無いです。望遠鏡でも確認したので、間違い無いです。つまり、恐らく完璧に見えない迷彩か何かをしてると思います。」
「なるほど、流石 船長だ。」
そして、スマホでアルゲイドに電話を掛ける。
「アルゲイド、今ボートの上?」
『そうだけど、どうした?』
「恐らく、取引先の船は特殊な迷彩で、完全に姿が見えない。誘導するから、船に体当たりして来い。」
『えっ!』
当然の反応をする アルゲイドであった。
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