第40話 海上での戦い
【インベスター】と【conqueror】の船とボートが向き合う。
【インベスター】側は、機関銃にビビったらしく遠距離戦では、不利だと悟り 船の上から魔法を放ちながら、接近してきた。
【conqueror】のボートは、それに応じて前進することを、張は命じた。
両者の距離が近づいて、張が相手の船に手榴弾を3つも投げ込んだ。
【インベスター】側の、乗っている構成員は優秀で、何かヤバいと感じたのか、手榴弾から距離を取る。
『ドカンー』
3つの手榴弾から、耳を切り裂く様な轟音が鳴った。
その結果、【インベスター】側の 船の前方が大破したが人的被害はゼロに近い。
その間に、残りの距離を一気にエンジンを掛け、相手の船にボートを思いっきり、体当たりさせた。
それは、ほぼ正面衝突でお互いの距離が、ゼロになった。
張は、相手の構成員が出てくる前に、サッサと相手の船にと飛び移った。張は、片手に 青龍刀もう片手に 拳銃を持っていた。
まずは、1人ナイフを持って突撃して来た構成員を、片手の青龍刀で容赦なく切り裂いた。
そいつは、傷が深すぎてすぐに 死んだ。そんなのは、お構いなしに少し離れた構成員を拳銃で撃ち抜く。銃弾は、確実に頭に当たり即死だ。
そんな事を続け、気付いたら1つの船が血塗れになっていた。
その光景を見た、機関銃で大破した船やその後方の船も戦意を喪失させ、両手を全員上げた。
張達のボートが全員手を上げてる船に近づき、張とその部下達が乗り移った。
そして、張は【インベスター】の構成員に問う。
「この船には、何が積まれてる?」
「魔薬や奴隷など違法な物だ。」
少し震えた声で、そう1人の構成員が言った。
そして、ボスである正幸に言われた命令を、実行する。
「この違法な物は、何処に運ぶ?受け取り先は?」
「受け取り先は、知らない。海上で金と物を交換する。」
「海上の何処だ?」
「この地図の通りに、運航する。そしたら、取り引き先がこの何処かで、合流する。」
「なるほど、わかった。情報を話した代わりに、魔薬や奴隷などの物を、全て置いてったら命は助けてやろう。」
そう言うと、【インベスター】の構成員は、命が助かって、安堵の表情をして、喜んで全ての物を置いて行った。
「海上で取引とか、かなり手が込んでいる。地図も手に入れたし、取引現場に行って目的の取引先の情報を取るか。だがその前にボスに連絡しよ。」
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