第36話 レールガン恐るべし

レールガンの着弾地点に行くと、何が起こったか分からないで、即死した死体が大量にあった。

新兵器であるレールガンの威力ひビックリだ。お陰で、爆弾は全く使わなかった。

生き残りが居ないか、確認をしてたら地下室のドア?を見つけた。レールガンは事務所のど真ん中に着弾したらしく、端の地下室の入口は無事っぽい。


「小鳥遊〜このドア開けて〜」

「了解!」


そして、小鳥遊のピッキングで地下室へのドアが開いた。やはり、工兵隊は鍵開けに便利だ。

地下室に入るのは、僕と小鳥遊率いる工兵隊だ。今回橘は、彩芽の護衛をしている。彩芽がレールガンの実験データを纏める為、山の麓に残るらしい。

突入した、地下室は少し肌寒く奥に進むと金庫?があった。

また小鳥遊に頼んで、開けてもらう。少し苦戦してたが、開いた。

中には、金銀財宝の白金貨や金貨が大量にあった。だがそれには、目をくれず数束の羊用紙を見た。


「魔薬密売計画書?何だこれ?」


読み進めると、日付を見ると計画書は数ヶ月前の物で、魔薬は多分違法薬物の事だろう。計画は、融通が効くブロンズ侯爵領で栽培し、アトリアの港から薬物の搬出するという物だ。残念ながら搬出先は書かれてない。

その段階として、【海賊団ビリジアン】のトップを殺害し弱体化させ、【クィーン・ナイツ】と抗争をし、完全壊滅させると書いてある。

前に聞いた事がある、【海賊団ビリジアン】は巨大な海賊団で、本来 王国南部の海は全て海賊団の縄張りで、トップのカリスマの元に集まっていた為トップを暗殺され、著しく弱体化したと【インベスター】の思い通りの結果だ。つまり奴らの目的は、アトリアの街を違法薬物の中継地点とするのが狙いか。


「よし!金と資料だけ貰って帰るぞ」

「はい!違法薬物を扱う人間を撲滅するのは、めんどくさそうですね、ボス。」

「あぁ、帰って関連各所に連絡して、準備しないと。」


そして、坂下達はアトリア郊外にある、【インベスター】の事務所を完全破壊した。

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