第33話 後始末

〜〜〜conqueror事務所 会議室〜〜〜


会議室では、坂下と橘が話し合ってた。


「今回の、襲撃の被害状況は?」

「まず、人的損害は 死者 0人 負傷者 24人(内、重軽傷 3人、軽傷者 21人)、後 実行部隊、隊長の香炉勝彦が、例の騎士団との戦闘時に、大剣を無理矢理受けたせいで、手首を捻挫したそうです。」

「香炉が捻挫とは、珍しい。相手は、なかなかの強者だな。」

「はい。後、物的損害は、少し補修すれば、問題ないレベルです。」

「なら良かった。じゃあ、わかる範囲の相手の損害は?」

「はい。一般兵は、奇襲や包囲で9割死滅。敵幹部は、No.2と幹部3名の殺害に成功しました。捕虜として、幹部2名 一般兵3名 を捕縛しました。」

「後で、情報を吐かせよう。」

「拷問の準備は出来てます。」

「いや、拷問は後にする。それより、襲撃の復讐を先にする。」

「なるほど、相手にかなりの損害を与えたから、戦力の回復を遅らせる、遅延行為でもするのですか?」

「そうだ、序の口として、この街『アトリア』郊外にある、敵事務所を破壊する。」

「了解しました。準備しときます。」

「うん、やっといて。」

「話題は変わりますが、例の騎士団はどうしますか?」

「う~ん まずは、情報の流布かな。」

「情報屋 ダイに、十三の大騎士団の隊長は犯罪組織に負けて、逃げ帰った。と流布するのですか?」

「そうだ、今回はデマ情報を流す訳じゃなくて、真実の情報を大々的に、広めるだけだから簡単に広まると思う。」

「情報屋 ダイに伝えときます。他に何をするのですか?」

「騎士団の詰め所に、襲撃する。そして中の人間を壊滅させる。」

「そして民衆に、十三の大騎士団は壊滅したと広め、信用を失墜させる。そういう事ですか?」

「そうだ、そして僕達の組織が治安維持部隊として、活躍して騎士団を徹底的に潰す。この街で活動するには、あの騎士団は邪魔だ。」

「了解。」


「おい!タバコのストック何処だよ?」


そう言って入って来たのは、正幸の姉である大葉 楓だ。


「うるさいな~自分で探せ。」

「ほぅ、今回の襲撃の負傷者の治療したの誰だっけ?報酬にタバコくらい貰っても罰当たらないと思うけど?」

「はいはい、この鍵の倉庫に入ってあるはず。」


そして楓に鍵を渡す。


「サンキュー!」

「所てで、あの双子どこにいるか、知らない?」

「あ~私が前に検診した双子ね、確か中庭だった気がする。」

「わかった、ありがとう。」

「橘、呼んできて。」

「了解です。」


そして事務所の中は、次の作戦について、考えるのであった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る