第26話 必需品輸送
久しぶりにリモーロ島に帰って来たら、見知った顔が2人出迎えてくれた。島主のリモーロと、リモーロ島の防衛隊長、張 俊龍である。
「坂下様、お久しぶりです。conquerorのお陰様で、島の経済は潤ってます。」
「それは、良かった。何か困った事があれば、呼んでください。」
「はい、その時は、お願いします。」
「張 、最近どう?」
「今は、何でも屋を開き、住民達に貢献してます。」
「なら良かった。きちんと、 続けるんだよ。」
「はい!」
「そろそろ、日本に帰ろっかな。橘、もう行ける?」
「飛行機は準備してます。」
まだ話したいが、仕方ない。予定の時間に遅れる。
〜〜〜飛行機の中〜〜〜
「そろそろ、空を飛ぶけど、大丈夫?」
「はい、大丈夫ですが、本当に空を飛べるのですか?」
「外を見てたら、すぐわかるよ。所で、ルシナ、大丈夫?めっちゃ震えてるよ。」
「は、は、はい、大丈夫です。」
めっちゃ震えてる。最悪、睡眠薬でも飲ませよ。
〜〜〜上空〜〜〜
「ボス、あれも飛行機ですが?」
クリストが指を差したのは、新型戦闘機の海竜だ。現代の零戦と恐れられ、航続距離・旋回性能・防御・攻撃・見た目、どれをとっても、文句なしの機体である。
「あれは、戦闘専用の飛行機だよ。今乗ってるのが、移動専用だよ。他にも色々な飛行機があって、偵察専用・観光専用の飛行機があるよ。」
「へぇ~色々種類が、あるんですね。」
「うん、所で妹のルシナは、大丈夫?ずっと小さく、震えてるけど。」
「あ〜多分、大丈夫だと思います。因みに、後何分くらいで、着きますか?」
「う〜ん、多分30分、くらいだと思う。」
〜〜〜30分後〜〜〜
やっと飛行機が着陸したと聞くと、双子なのに、反応が全然違った。兄、クリストは名残惜しい感じで、妹、ルシナはやっと終わった〜見たいな感じだ。
「ボス、ここは何処ですか?」
「僕達の故郷だよ。」
「へぇ~ どんな、所ですか?」
「う〜ん、魔法が無い」
『えー!魔法が無い!』
流石、双子反応が一緒だ。
双子に質問攻めを、されたが橘を犠牲に滑走路に出た。
『ボス!お疲れ様です!』
うるさいな〜鼓膜破れる。
「はい、はい、お疲れさん、所で物資の準備出来てる?」
「はい、出来ています。あれ?橘さんは?」
こいつは、ウェスト・アルゲイド、通称ハゲ野郎だ。僕よりも、卑怯な手を知ってるから、重宝している。だから今回の抗争に参加させる為に招集した。
「あ〜 アイツは、いい奴だった。」
「え!橘さんが死んだ!」
「嘘だよ。飛行機の中で、質問攻めされてる。」
「?まぁ橘さんが、無事で良かったです。」
「うん、早く物資と人員、積んで。置いてくよ。」
「了解です!」
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