第24話 訓練

僕と、橘、双子のクリスト・ルシナの4人で、武器庫に来ていた。


「クリスト・ルシナ 君達は今日からこの武器を使って貰う。」


そして、最新式の拳銃を渡した。

装弾数は40発、口径は小さく、威力は、普通レベル、だが反動が少ない為、初心者向けの拳銃だ。


「何ですか?これ?」

「黒くて、先端に穴がある。」

「これは、『拳銃』と言う武器だ。実際に使って見ようか。」


そして武器庫の隠し扉を開けてセキュリティが、ガチガチのドアの前に来た。

「何ですか?この部屋は?」

「隠し部屋へ、続く扉。そこで拳銃を使う。」

「ここの屋敷は凄いですね。隠し部屋まで、あって。」

「屋敷じゃなくて、事務所だよ。地下室とかあるから、迷子になるなよ?」

『わかりました。』


扉は、3重のロックがあり、1つ目に、カードキー&特殊な鍵。2つ目は、指紋&パスワード。3つ目は、遺伝子認証だ、その場で遺伝子を採取し、3秒で認証を終える。因みに、武器庫に行くまでに、大量の兵隊が24時間365日警備している。そんな厳しい警備を抜けたら、事務所の地下室に入れる。

そして、少し歩いて射撃場に着いた。


「橘、2人にお手本を見せてあげて。」

「了解です。」


そして橘は、初心者のお手本の鏡、の様な射撃をした。


『お〜すげ~』

「とりあえず2人共、橘の動きを真似て撃ってごらん。」

『はい!』


結果は 散々だった。

兄であるクリストは、40発中、6発命中。命中率は15%。

妹のルシナは、40発中、4発命中。命中率は10%だ。

一応、リロードとかの銃の知識を教えた。やはり射撃が出来なかった事に落ち込んでるらしい。顔に落ち込んでます、と書いてある。

仕方ない、気分転換に外食でもしよ。


「2人共、高い所は平気?」

「?俺は大丈夫ですけど、妹が」

「いえ 大丈夫です。」

「本当に大丈夫?足震えてるよ。まあ外は、見せない様にしよ。」


蚊の鳴くような声で「お願いします」と聞こえた。

さて、事務所の警備は姉と義兄に任せて少し遠出しよ。

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