第23話 双子の兄妹
双子の兄妹を事務所に連れ帰って、【クィーン・ナイツ】に渡す手土産だった、お土産サンドウィッチを食べさせた。
「橘、アイツ呼んで。」
「了解。」
「さぁ君達の名前と年齢を言ってくれ。」
「クリスト・カシーヤ 12才」
「ルシナ・カシーヤ 9才」
「クリスト君とルシナちゃんか、何で僕達を追い掛けて来たの?」
「さっき死んだ人の命令。」
あ〜なるほど、恐らく貧乏でお金が無いから、裏社会の人間に良いように、使われたのか。身なりも、かなり汚れている。取り敢えず、風呂だな。
「アイツに連絡した?」
「しました、日本から来るので時間がかかる、と思います。」
「わかった、とりあえず双子を風呂に入れて来て。」
「了解です。」
~~~30分後~~~
「風呂と替えの洋服、ありがとうございます」
この双子暗いな~おそらく、かなり裏の仕事を経験したと思う。
「サイズがピッタリの服が無くて、ゴメンね。」
「いえ、心配なさらず。」
「・・・まあいいや。それより、君達双子、僕の組織に入らない?衣食住は保障するよ。」
「わかりました、入ります。だけど、妹は、普通の一般人として、生活させて下さい、お願いします。」
「お兄ちゃん!!」
「いいから、黙ってろ。」
「クリスト君、君は勘違いしている。裏社会の仕事は、後ろ暗い仕事がたくさんだ。だけど、そうでもない仕事もある、子供に、そんな仕事させないよ。少し戦闘訓練は、してもらうけど。とにかく、事務所掃除と、事務所警備を任せたい。」
「そんな仕事でいいのですか?」
「いいのだよ。本来、後ろ暗い仕事は、大人達がするの、わかった?」
『わかりました!ボス!』
やっと、双子が笑顔になった、よかった、よかった。
そういえば、アイツまだかな?
「久しぶり~弟。」
ドアから、急に白衣を来てタバコを吸う女が来た。
「おい、子供がいるから、タバコ吸うな。」
「わかったよ。で天才外科医様に何のよう?」
この女は、大葉 楓おおば かえで 結婚して名字が変わったが、僕の姉だ。天才外科医と言われ、ロボット手術より速い手術速度と正確さを持つ。さらに、坂下家の援助を元に大病院を作り上げて、抗争で負傷した兵隊の入院場所となってる。
「この双子の健康診断して、訳ありだったから。」
「私、外科医なの、知ってるよね?小児科医に診せろ。」
「仕方ないじゃん、医者の知り合い他にいないから。」
「チッ めんどくさい。」
〜〜〜健診中〜〜〜
「どっちも、軽度の栄養失調。他異常なし。」
「よかった、所で姉さん、日本は大丈夫?」
「今の所問題無い、安定してる。それより私、弟の夢を実現する為、ここに住む。」
「いいけど、義兄さん心配しない?」
「大丈夫、アイツも来てるから。」
「義兄さんも来てるんだ。ならいいけど。」
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