第20話 新部隊設立

「頭痛い」

「お酒の飲み過ぎは注意して、ぐださいと言いましたよね?」

「なんで橘は二日酔いに、ならないの?遅くまで一緒に飲んでたよね?」

「酒に強い体質ですから。そう言えば、深夜に計画したやつ、本当に実行するのですか?」

「うん、実行する予定だよ。」

「わかりました。準備します。」


〜〜〜数日後〜〜〜


「ボス、新部隊の隊長を連れて来ました。」

「わかった 。入っていいよ。」

「失礼します。お久しぶりですね。坊っちゃん。」

「爺、久しぶりだな!元気にしてた?」

「はい、この老いぼれに新部隊の隊長は、荷が重いですよ。」

「爺は簡単に出来るでしょ。」


この爺さんは、橘 道綱たちばな みちつな小さい頃から世話になっていて、橘孝一を引き取った養父であり、僕と孝一に武術を教えてくれて、坂下家の武術指南役をしていた、師匠である。歳はもう90を超えたが、ピンピンしている。


「所で新部隊は何をする部隊ですか?」

「目的は後でとして、新部隊はこれを着てもらう!」


そして出したのは、浅葱色あさぎいろで白いギザギザがある羽織である。


「これは!新選組の羽織!」

「そう!新部隊は、この羽織を着てもらう。」


幕末、尊王攘夷派の志士を取り締まる為、江戸幕府が募集した、部隊である。尊皇攘夷派を捕縛・殺害を行い、池田屋事件が特に有名だ。

その新選組は、浅葱色の羽織を羽織って京都の町を歩いていた(諸説あり)。今回は、一般人や貴族に見せつけるため、派手に抗争する予定だから、服装も派手にすると、昨日の酔った勢いで決まった。


「じゃあ 新部隊の名は新選組ですか?」

「そうだ そこで爺は、隊長いや、新選組 局長に任命する!」

「承りました!」


そして、上層部が酔った勢いで新部隊が設立された。


※橘 道綱は、新選組の大ファンです。

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