第19話  新事務所完成

インベスターの事務所襲撃の3日後。


「ボス 事務所が完成しました。」

「凄く大きい事務所になったね。」

「conquerorの威厳を一般人や貴族に見せつける為です。因みに事務所周辺の住民から土地を買い取り、事務所の敷地に合併させてます。」

「防犯は、大丈夫?」

「その辺は、心配ないです。事務所の周りに、3メートルの塀があり、防犯カメラも付いてます。強度も問題無しです。」

「防犯はバッチリだ。」

「はい、 あと門には、御命令の通り坂下家の家紋『抜け巴』を掲げてます。さらに、門の両脇には見張り櫓を建てる予定です。」

「わかった 中に入ろう。」

「了解。」

「中も広いね〜石畳の中庭もある。」

「予定では地下の出入り口を設置予定です。」




〜〜〜事務所内部〜〜〜

事務所の中の会議室で4人の上層部が話し合ってた。


conquerorトップ 坂下正幸

conqueror親衛隊長 橘孝一

conqueror実行部隊長 香炉勝彦

conqueror傘下組織トップ 張 俊龍


「張 、リモーロ島の警備真面目にやってる?」

「はい 近所迷惑の暴走族を脅して傘下にしたので、治安は大丈夫です。」

「なら良かった。」


「それでは、 会議を始めます。進行は、橘が務めます。まず進捗状況ですが、目標にしてた【海賊団ビリジアン】と【クィーン・ナイツ】が傘下に入りました。現在【クィーン・ナイツ】と利権関係で揉めていた、敵対組織【インベスター】と抗争中です。後、事務所を建てた、この街はの名は『アトリア』、レミス王国の貿易港がある為、直轄領だと情報を得ました。直轄領の東にブロンズ公爵領があり、【インベスター】を支援している、と思われます。今回の抗争は、どうしますか?ボス?」


「今回は、抗争を長くやる。」

「何故ですか?」

「僕達の、組織を一般人や貴族も知らない。だから思い知らせる。大通りとかで、白昼堂々と幹部を襲わせる。そしたら、一般人も裏社会の人間も震え上がる。僕達の怖さを、この抗争で思い知らせるのが、目的だ。」

「だけど、ボス戦闘はできないの?」

「【インベスター】の裏にブロンズ公爵がいるなら、襲う可能性がある。その時に香炉を出す予定だ。」

「なら、良かった。」

「他に意見はありますか?」

「それでは、会議を終了します。」


「よし!今日4人で飲も!」

「ボス 俺は、リモーロ島の警備があるから」

「1日サボってもいいよ。拒否権無し!皆んなで、飲むぞー。」

「ボス お酒は、健康の為に程々にしてぐださい。」

「わかってるよ、橘も飲めよ。」


会議室で朝まで酒を飲む、4人であった。

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