王国南部編

第13話 思い知らせてやる!

船から降りて 、港町を歩いていたら 一つ思ったことがある。


すごく異世界っぽいな〜まぁ異世界だから当たり前だけど。


さっき、橘に「違和感ある言動は控えてください」と言われたからな〜いきなり「すごく異世界っぽいな〜」とか言ったら、頭のおかしい人と思われるかも、しれないから大変だ。


そして異世界気分を楽しんでたら、目的地に着いたらしい。




「ボス ここがクィーン・ナイツのボスがいる事務所です。」


「ジャレンス 、案内ご苦労さん」




まず第一印象 デカ!


僕の組織の事務所の殆どが、見た目は普通の一軒家で地下に広い空間があり、そこを事務所にしてるから非常に驚いた。


どうしようかな〜前回と違って聞く限り、交渉では傘下に入ってくれなさそうだ。


そしたらやる事は一つ、武力で屈伏させる一択だ。




「橘 兵隊何人いる?」


「今回別動隊合わせて約30人です」



微妙だ〜。

ここは一応敵の本丸だ、多分地下はないと思うが、この広さだ中には100人以上の敵兵が、いるかもしれない。


僕の組織の武闘派は優秀だ、普通だったらこのまま突入だが、一つ懸念点がある。それは魔法だ。


魔法はすごく脅威的だ、こちらに魔法が使える人は、ジャレンスだけだ。 


魔法の威力は、おそらくファンタジー小説で見るやつと一緒だと思う。知らんけど。


前回は完全奇襲で魔法を撃たせる隙を与えなかったが、今回はそんな簡単にうまく行くと思えない、だって倒す人が多すぎるからだ。


壊滅させるなら、爆弾バーンで終わるけど傘下に入って欲しいからな〜




「香炉〜喧嘩道具一式ある?」


「ありますよ〜それより早く暴れたいですよ〜」


「少し待て香炉。」




こいつは香炉勝彦こうろ かつひこ。実行部隊の隊長で、ドン引きレベルの戦闘狂だ、まじでドン引きだ。


ならばあれをやろう。


そして香炉に耳打ちした。




「え〜つまんね〜」


「大丈夫だよ 強い人いたら連絡するよ。」


「ならばオッケー」




ーーー数分後ーーー




「何ですか?これ?赤い箱と瓶?」


「ジャレンス知らないか、見ればわかる」




そして兵隊たちは、門番達を気絶させて赤いポリタンクの中身を全体的にかけた。


瓶のやつに火を着けた。


さぁ、デカいキャンプファイヤーを始めようか!


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