第12話 超大規模組織の傘下
「やはり、木製の船いいよね〜ファンタジー感あって」
「ふぁんたじー?何ですかそれ?」
「気にしないでいいですよ、ジャレンスさん。」
「貴方は?」
「申し遅れました、conqueror親衛隊トップ橘 孝一です。主にボスの護衛を務めてます。」
「橘さん 本当にクィーン・ナイツと抗争するのですか?」
「まだ決まった訳では、ないですよ。怖気付いてるのですか?」
「はい、クィーン・ナイツと抗争したのは先代の頃ですが、その時No.2で女頭領に命を狙われて、本気で死にかけて奇跡的に助かったですが、その時の事がトラウマで、」
「なるほど、先代は今どうしてるのですか?」
「暗殺されました最近。」
「暗殺ですか 誰に?」
「わからないですよ。最近そのせいで、勢力が落ちて来て。」
「なるほど 。だから、あっさり傘下に入ったのですか。」
「はい、私は先代のようにカリスマ性が無く、潮時かなと思ったので。」
「安心してください。自画自賛になりますが、うちの組織強いですよ。後で紹介しますが、あそこでボスと話してるのは、実行部隊の隊長とその隊員ですから。ボスの無茶振りに応えてる歴戦の猛者達です。今回の本土上陸も先発隊を送って、安全確保してからボスが行く予定なのに、先発隊なしで上陸すると変更したので上陸地点がジャレンスさんの縄張りなので問題はないと判断したので。」
「大規模組織の傘下に入ったって事ですか?」
「違います。超大規模組織の傘下です。あの人、実は幾つかの国を事実上支配してますから。」
「国! しかも複数個も!あそこで逆らわなくて本当によかった〜」
「はい 本当に逆らわなくてよかったと思います。逆らったら胴体と首が離れてますよ。」
「怖っ!」
「冗談です。」
「分かりにく!」
「まぁそれは置いて、そろそろ港が見えて来ましたよ、ジャレンスさん準備しましょう。」
「はい!」
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