第7話 conquerorの休日②

Conquerorトップ坂下正幸はご機嫌がとても良かった。


なぜなら、リモーロ殿のお菓子がとても美味しかったからである。


今はリモーロ殿と甘い物談義をしている。それでボスが持って来た、どら焼き・たい焼き・お団子・ケーキ・クッキー etc(和菓子メイン)を一緒に食べている。


「リモーロ、日本の伝統的のお菓子は美味いだろ。」


「はい、坂下様とても上品な甘さで癖になりそうです。」


「だろリモーロ、このも菓子もうまいな。」


「坂下様これは、この島の特産品を使ったクッキーです。」


「人生の中で一二を争う美味しさだ。特にこのチョコが美味い」


「ありがとうございます。お土産としてお持ち帰りしますか?」


「じゃあ 少し貰おう。そうだリモーロ日本に招待してやる」


「よろしいのですか?」


「ああもちろん だが1つ条件がある」


「ある程度の条件は飲みますが」


「この島にあるカカオ豆を良い値で買わせてくれ。」


「それくらいお安い御用です。チョコでも作るのですか?」 


「そうだ、今諸事情でカカオ豆がない、だから良い値で買う」


実は、異世界転移でカカオが物理的に輸入出来ない。ボスは、あんこ・チョコがとても大好きである。ないと薬物中毒者のようになり、金と権力を使って手に入れようとする。どうやら傘下である、ガ○ナチョコを作る企業や明○などの企業がカカオを不足で助けを求めてるらしい。ほんとお菓子の事になると、行動力が化け物になる。


他にも異世界転移で食に異常が出てるらしくボスが奔走中だ。


だが、ほとんどが解決済みだ。


国民には、異世界転移をしたと言ってない。知ってる人はconqueror上層部のみだ。


「ボス 異世界では日本円使えませんよ?」


「わかってる 何か意見ある、橘君?」


「交換比率を決めたらどうでしょうか?」


「それでも、いいけど交換比率どうするの?」


日本は、江戸時代の不平等条約で開国し金貨と銀貨の交換比率の違いで、大量の金が流出した事がある。だから交換比率は適当に決めてはならない。


この異世界は異世界転移の定番とほとんど変わらないらしい、リモーロ殿曰く。 


流通硬貨は、金貨・銀貨・銅貨で金貨の上に白金貨があるらしい。


銅貨100枚→銀貨1枚


銀貨100枚→金貨1枚


金貨100枚→白金貨1枚


だいたい銅貨1枚≒10円らしい。


なので交換比率は銅貨1枚10円にすると決めたらしく、ボス曰く「不具合が出たら変えればいいだろ」らしい。


ボスとリモーロ殿は、カカオ豆を大量に戦艦に乗せて日本に帰った。

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