第8話 conquerorの休日③



リモーロ家当主、ウィリアム・リモーロは日本の技術に戦慄していた。


まずこの鉄の船戦艦は、見たことがないし、速度・武装・大きさ・全てが規格外だ。これが一隻あるだけで国が滅ぶだろう、さらに鉄の船を何百隻も所有し圧倒的の軍事力を保持している。


「リモーロ〜もうすぐ日本に着くよ〜」遠くから叫んでいる人は、坂下正幸。日本のトップだ。最近は、巨大組織conquerorの傘下に入った。トップの割には、若く学生と大差なく見えるが、組織を束ねるカリスマ性や軍事力、さらに資金力もあるらしい。


日本に着くと、「ボスお疲れ様です!」と100人近い人間に出迎えられた。それから歩いて500階層ある建物に案内された。そこの最上階で御夕食をいただいた。料理はどれも美味しいく景色もよくて、まるで未来の都市にいる気分だ。あと最後の「ハナビ?」がとても美しかった。最初は音にびっくりして、坂下様に笑われてしまったが、慣れてきたら坂下様が話かけて来た。


「楽しんでくれたかい?」


「はい もちろんです。特に食後のデザートが逸品でした」


「それは、良かった。今度本格的に本土上陸をするから、サポートよろしくね。」


唐突な発言に驚いたが、conquerorはまず裏社会を完全制圧を考えてるらしい。要するに「裏を制圧してから表を制圧するのが楽」と言ってるが、裏社会を完全制圧するとなると、この技術があっても一年は裏社会制圧にかかる。なぜなら、魔法があるからだ。それを話すと驚く事に先発隊が安全を確保したら、坂下様が自ら出向くらしい。


これを聞いたリモーロは魔法が得意な従者を連れて行きます、とリモーロは腹を括った。

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