第7話

ドラム式の洗濯機にかき集めたすべての服を入れて

洗剤の量を測って別容器に入れる


「ごめん、これも洗って」


タンクトップ1枚を上に着た状態で、ジーンズに履き替えた姿でワイシャツを差し出される


「もうない?」


「ない、大丈夫」


服を受け取って、もう一度洗濯機の中に入れる

リビングに歩いて行く後ろ姿を見ながら、タンクトップの隙間から見える背中の赤い華を見つめる


もしかして、また書き加えてる?


スタートボタンを押して、私もリビングに戻った

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る