第16話

仕事を終えわたしは連絡をとってみた。

案の定びっくりされた。

近々ご飯に行く事になった。


十何年会ってないだけ緊張はする。

近藤くんの思っているわたしと違ったら...

何から話せばいいのかな...その前にきちんと話せるかな...

いろんな不安が頭の中から湧き出てくる。


そんな不安をよそに電話が鳴った。

"今着いたけど、どこ?"

そこまで高校時代会話はなかったけど

変わらない声だった。


ほとんどが近況情報。

何十年も会ってないのに

最近会って話をしたかのようにリラックスできていた。


好きです。

なんて単刀直入には言えないし

やっぱりタイミングってあると思う。


それから連絡はちょこちょこして何回かご飯にも行った。

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