嘘@秘密 【夏穂side】

第13話

さて、小広君が私の隣になってからというもの、私の周りには笑いが絶えなかった。






男子『徹太くーん、見てコレ!』

徹太『それ何?』

男子『チェリーパイ☆』

徹太『欧米かっ!!』


(男子、ワザと包みを落とす)


男子『オーマイガッ!!』

徹太『欧米かっ!!』




その当時に流行った一発ギャグをやって皆を笑わせたり




夏穂「おはよ~。」

女子『おはー…アレ?夏穂、髪切ったの?』

夏穂「ウン!ばっさり切ってすいてもらったんだ。…どうかな、似合ってる?」

女子『大丈夫だよ、すごく似合ってる!』

男子『おはよ~、…アレ?柄畑…、お前…髪は?』

女子『アハハ、ハゲてるんじゃないんだから…お前のリアクション、マジウケる~』

夏穂「もー!ちゃんと付いてるよ!!カツラじゃないし、地毛だからね?!」

男子『何だよ、そこまでボケ潰すことねーだろ!』

徹太『おはよ…。柄畑さん、さっぱりしたね~』

夏穂「ウン、結構切ったからビックリしたでしょ?」

徹太『ウン、髪が軽くなったように見えるよ。…もしかして抜いた?』


(みんなで大爆笑)






こんなブラックジョーク(?)を飛ばしてくれたり…




小学校の時も面白くて常にクラスのムードメーカー的な位置にいた小広君だけど、あまりにもお笑い要員化していたから、私は小学校の時とまるっきり変わっちゃったのかと思ってた。

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