第3話

しばらく雑談して、ふとチカのクラスを聞いてなかった事に気付いた。




夏穂「あ、そういえばチカは何組だった?」

奈近『はたは…どう考えても2組だよね?ここ並んでるし。』

夏穂「そうだよ。あ、チカもここに居るって事はもしかして同じ2組?」




私が目を輝かせながらチカを見ると、チカは微笑んで私の肩に手を置いた。




夏穂「…チカ?」

奈近『ゴメン、今年も神に阻まれた!』




と、同時にチカの名前の横に1年1組と書かれた紙を私に突きつけてきた。




夏穂「えぇぇ~?!また?!」

奈近『でもまぁ…隣のクラスだし?何時でも会えるって、…ね?』

夏穂「小5の時もそうだったけど、神様はあれかな?私とチカの仲に嫉妬してるのかな。」

奈近『か、かもね。…あ、そろそろクラスの列に並ばないと!じゃあはた、後でそっちのクラス行くから一緒に帰ろうね!』




そう言うとチカは足早に1組の列に並びに行った。

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