第35話
なるほどね…だからみんな落ち着きがなかったんだ…。
あの問題児3人組、誰の目から見てもかなり罰当たりなことしてたしね。
奈近:
だから下手にイジるなって止めたのに…
私:
なんか怖いね…
もしかして遊びに行く途中に祠の祟りで―
すると葉立さんは私の言葉を遮って、話し始めた。
光行:
いや、それはないよ。
あいつらは"ここ"で行方不明になってる。
そう言って彼が指差したのは、足元の…床?!
奈近:
…ここ?
"ここ"って…学校のこと?!
光行:
ああ。
私:
何で分かるの?
光行:
さっき同じクラスの奴から聞いたんだけど、アイツら…業報の祠が見つかったから他の七不思議の真偽も確かめようとしてたんだ。
徹太:
そして深夜、彼らはここに来た。
私:
…七不思議の噂を確かめるために―
キャーーーーーッ!!!!!
私が言い終わるか終わらないかといった所で、教室の外から鋭い叫び声が聞こえてきた。
私:
何?今の悲鳴!
奈近:
女子トイレからだわ!
はた、見に行こう!!
私はチカと一緒に教室を出ると、急いで廊下の端にある女子トイレへ向かった。
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