第28話
生徒:
おい、
あの祠見てきたんだろ?どうだったんだよ。
生徒:
俺は…
何かあそこに長く居ちゃいけない気がした。
生徒:
マジかよ!!本物なんじゃね??
噂、結構大きくなってるんだ…。
みんなの話に耳を傾けてみると、何かを感じた人もいるみたい。
思わずぶるっと身震いすると、葉立さんが気付いて声をかけてきた。
光行:
…柄畑さん、大丈夫?
顔色悪いよ?
私:
え、うん。
大丈夫だよ。
奈近:
ホント?無理しないでね?
私:
う、うん…。
無理というか…
可能なら祠のところまで行きたくないんだけど…
でもここまで来てこんなこと言えないし。
奈近:
じゃ、行こうか。
そう言ってチカはみんなが出てくる西側の入り口向かって歩いていく。
私もチカの後ろから西の入り口を覗いてみた。
中はかなり広くてたくさんの木々が茂っている。
葉立さんの言う通りそこまで暗くはないけれど、きちんとした道はないみたいで、道なき道を行かないといけないみたいだった。
奈近:
みっちゃん、祠は何処にあるの?
光行:
あぁ、俺が案内するよ。
2人は後ろからついてきて。
こうして葉立さんを先頭にして私達は木々の中を縫うように進んでいった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます