第16話
日向:
ハハ…
兄さん達は相変わらず仲がよろしいですね。
夏穂:
うん。
おかげで私はいつも退屈しないよ。
日向:
そうですか?
…なら、チカさん。兄さんと付き合ってみては如何です?
夏穂:
え?
私:
はい?!
え、何?
日向君は私とみっちゃんをくっつけたいの?!
私が驚いていると、みっちゃんは何とも言えない顔で日向君を見ていた。
光行:
…日向、お前何言ってるんだ?
日向:
フフ…冗談だよ。
…まぁ、半分は本気だったんだけど。
私:
う~ん…
今の所そういった予定はないかな?
私、他校に彼氏いるし。
日向:
そうですか…残念です。
しょんぼりとする日向君の顔は、結構本気で私とみっちゃんをくっつけたいと思っていたであろう様子が見て取れた。
…マジか。
私みっちゃんは友達としてしか見た事ないし、はたへのアタックを見てると確実にアウトオブ眼中なんですけど。
そう思っていたら、はたが日向君に話しかけた。
夏穂:
えっと…日向君。
私達これから噂の祠を見に行くんだけど、もし良かったら一緒に来ない?
日向:
…あの祠ですか?
笹風学園七不思議の一つと言われている…
私:
そうそう。
七不思議が本物かもしれないって思ったら何かワクワクしちゃって。
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