第15話
光行:
ねぇ、何で?!
何で俺今殴られたの?!
夏穂:
…自業自得。
私:
自分で考えなさい。
光行:
んな冷たいこと言うなよ…。
そして私達は3階、2年生のフロアに足を踏み入れる。
…と、同時にみっちゃんが誰かを見つけた。
光行:
…お!日向。
??:
あ、兄さん。
少し伸びた黒髪を首の後ろで一纏めにしたこのメガネ男子はみっちゃんの弟で、葉立日向(ハダテ ヒナタ)君。
純粋で無垢な心を持つ彼は、年齢に関係なくいろいろな人に好かれている。
…しかもみっちゃんとは正反対の性格で、大人しく背もみっちゃんと変わらないからか、よく日向君がお兄さんだと勘違いされるんだって。
私:
あら、日向君じゃない。
お兄さんがこんなに子供っぽいと大変でしょ?
光行:
何だと?!
私がそう言うと、みっちゃんは案の定私に光の速さで突っ込んでくる。
…だから、そういう所が子供っぽいんだって。
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