第14話

すると、はたが少し前までしていた髪型という部分に引っかかったのか、みっちゃんが身を乗り出してきた。




光行:

へぇ、君によく似合ってるよ。

柄畑さんみたいですごくカワイイと思う。




…多分、みっちゃんは完成度が高くてはたみたいに見えるって意味でカワイイって言ったんだろうけど。


みっちゃんみたいに見た目カッコいい奴に言われたら、慣れてない子は…




瑞希:

あ!み、光行先輩…///




…ま、こうなるよね。




光行:

…ん?


瑞希:

い、いえ…あ、ありがとうございます…///

では柄畑先輩、また放課後に…。




椎名ちゃんは顔を真っ赤にするとダッシュでこの場から逃走してしまった。




私:

椎名ちゃ―

って…行っちゃった…。


光行:

…年下って純粋でカワイイね♡




テヘ♡と言わんばかりにみっちゃんは若干嬉しそうだったけど、はたはものすごい目で彼を見ている。




夏穂:

…。




…と思ったら、すごい勢いでみっちゃんの腕を叩いた。




光行:

痛っ!痛いよ、柄畑さん!!




…みっちゃん、貴方って本当にアホなのね。

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