第3話 急接近
ナナコが「あの、つかぬ事をお聞きします。もしかして、ミナト君の事を好きなの?」とアオイに尋ねた。
アオイが「うっ、それ聞かれると超プレッシャー何だけど・・・」と横目でナナコを見つめていた。
ユウが「それって、今すぐ答えなきゃいけない事かな?」と疑問に思っていた。
ナナコが「うーん、今すぐアオイさんに聞いとかないと私の腹の虫が収まらない」とアオイに話し掛けた。
アオイが「あー、別に面倒くさいと思っているだけだし、どうせ、好きなのって聞いたところで無駄足だよ」と手を振り払った。
ユウが「そうだよな?まぁ、恋沙汰ならミナトを責めてほしいけどね」とナナコの横で呟いた。
ミナトが「あれ?もしかして、僕の事でケンカしていたの?モテル男は罪だね」と話を遮ってきた。
アオイが「あぁ、また面倒臭いのがこっちに来たよ」と嫌になっていた。
ナナコが「ミナト君にそんな酷いことを言わないで?酷いことを言ったら私が許さない」とアオイの前に立ち塞がった。
アオイが「ナナコちゃん、もしかしてコイツの事を好きなわけ?」とミナトを指差した。
ナナコが「うん、そうだよ。優しくてキザじゃない。中は甘えん坊で、たまに傷つきやすくて、そんな繊細で良い人を傷つけるなんて信じられない」とミナトの名前がある内輪を出してきた。
ユウが「ナナコさんまで、何と言うか、人を見る目がないな」と苦笑いをしていた。
アオイが「この二人は、案外お似合いかもね?人を見る目がないし、何というか、他の人と見る目が違うからね」と苦笑いを浮かべていた。
ミナトが「そんな僕たちの事を詮索するよりも、アオイさん達は、どうなんだい?恋愛をしているかい?」と尋ねられた。
アオイは「あんたに言われたかないわ」とげんこつをミナトの頭に一発おみまいした。
ナナコが「ミナト君、大丈夫?」と声を掛けたが、ミナトが気を失ってしまった。
アオイは、ナナコに睨まれたが、シレっとシカトをした。
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