第3話  悩み

鈴香が「綾音?幹太知らない?」と綾音に声を掛けた。

綾音が「うん?分からないけど、探したら見つかるんじゃない?」と鈴香に話し掛けた。

幹太が「お、誰の事を探しているんだ?」と横から来て、鈴香が「あ、居た。幹太。あんたさ、シルバーリングの作り方知らない?」と尋ねてきた。

幹太は「知らないよ」と鈴香に返事を返した。

幹太が「な?まさかとは思うけど、教室の所に居るのは鈴香の父ちゃんじゃないか?」と指を差した。

鈴香が「ここは学校だけど、どうしたの?」と尚和に話し掛けた。

尚和が「あ、それがよ?シルバーリング溶けるどころか、結合部分が解けて、ロウがうまくつかないんだ。どうしたらいいと思う?」と尋ねてきた。

鈴香が「そんなに執着しなくても、いつかは幸せになれる道が見つかるよ」と的確な意見を述べた。

尚和が「そうだよな?だが、俺にもできる事ってなんだ?」と冷静になって考えた。

尚和はあれからボランティア活動をしたり、ゴミ拾いをしたり、困った人に手を差し伸べたり、高齢のおばさんの荷物持ちをするようになった。

綾音は「あれ?最近、調子はどう?」と声を掛けたのは幹太だった。

幹太は「綾音。俺は、やりたい事がうまくできないまま、このままで良いのかなって思っているよ」と綾音に話をした。

綾音は「良いんじゃないの?幹太なら、きっと出来るよ。出来ないこともたくさんあるけど、絶望をして、悲しんで、イライラしてもきっと新しい出来る事が見つかるはずだよ」と話し掛けた。

幹太は「ありがとう。なんか俺、勇気が出て来たよ」と笑顔で声を掛けた。

綾音は「そうだよ。きっと、やりたい事なんて徐々に変わってくるし、大丈夫」と話をした。

鈴香が「何2人で喋って居るの?」と声を掛けて、綾音が「うん?幹太には、やりたい事が見つからないんだってさ」と鈴香に話をした。

鈴香が「そうね?好きなことややりたい事が沢山あったら、やってみたらいいよ」と返事を返した。

幹太が「ありがとう。俺も頑張るよ」と鈴香達の返事に答えた。



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