第4話:私のパンツ見た男が?。
どこからともなく現れたフランス人またはエロリアンな「シャルル・ド・ボークールブリュット」
その不思議ちゃんは強引に俺についてきて、でもって家に勝手に居座った。
厳密には俺が抵抗することなくシャルルを受け入れたんだけどね・・・。
できればエロリアンでもいいから彼女が欲しかったし。
そこまで女に飢えてたのか?って話だけど・・・
うん飢えてた。
他のことは後から対処するとして、まずは彼女・・・そこからだろ・・・。
俺の親父とおふくろにシャルルを紹介しようと思ったら、シャルルは
親父にもおふくろにも、ろくに挨拶もしないで、ひとこともしゃべらないで
ふたりを無視してふたりの前を通り過ぎて俺に言った。
「球太の寝室ってどこ?」
「二階だけど・・・」
「今夜からそこで球太と一緒に寝るから・・・私ちょっと疲れた」
はあ?・・・そりゃまずいだろ・・・高校生男子の妄想だらけの悶々とした
空気が漂ってる部屋でギャルと寝るって・・・見ず知らずの男と女がさ
一気に接近しすぎだろ? 」
「見ず知らず?・・・私のパンツ見た男が?」
「パンツ関係ないって言っただろ?」
「いいじゃん、一緒に寝たって・・・すぐに結婚するんだし・・・」
「結婚は待てって・・・だいいち結婚したって俺、おまえを養っていけねえぞ・・
まだ学生だし親のスネかじってる身だしな」
「あのさ、女のパンツなんか見て楽しい?」
「なんだよ急に・・・まあ、俺のフェチって言うか趣味って言うかパンツを
こよなく愛でるのが俺のライフワークって言うか・・・ってそうじゃなくて」
「これからは私のパンツ以外見ちゃダメだからね」
「なんで、お前のだけって限定されなきゃなんないんだよ」
「あのさ、あの時、私のスカートめくってパンツ見て「結婚しよっか?」って
言ったんだよ、あんた・・・ヨダレ垂らしながらね・・・」
「球太は私に責任取らなきゃいけない身の上だからね」
「とりあえず、球太は私の彼氏・・・でもっていずれは結婚、あんたの運命は
どんなにあがいてももう決まってるの」
「は?誰が結婚しよっか?なんて言ったよ・・・エロリアンだって言っただけ
だろ?・・・わ〜いつの間にか内容が改ざんされてる」
「ちゃんと覚えてるんじゃん、幼稚園の時の記憶あるじゃん」
「・・・・・・」
「分かった・・・じゃ〜一緒に寝てやる・・・その代わりシャルル明日の朝、
泣いてても知らねえからな」
「よく分かんないんだけど・・・」
「シャルルは俺によって今夜パンツを脱がされるってことだよ」
「え?パンツが欲しいの?私の?」
「違うわ・・・今夜、シャルルは俺と寝て明日の朝、後悔してても知らねえぞ
言ってるんだよ」
「別にそれでもいいけど・・・全然抵抗ないし、どうせ結婚しちゃうんだし」
「ただし、中に出すの禁止だからね・・・出したら殺すから」
「妥協しないやつだな」
さて、シャルルと球太・・・その夜どうなったんでしょう。
まあ、球太にシャルルって不思議ちゃんをどうにかしようってそんな大胆な
ことができる勇気も根性もないヘタレだってことだけは言えるね・・・。
そうか逆に球太がシャルルに襲われるってことはありえるか。
なんせ相手はエロリアンだし・・・めちゃエロに特化してるし・・・。
とぅ〜び〜こんて乳。
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