第7話

《会話中心に》


ヒューイ「旅には慣れたか?」


ブラド「だいぶ慣れた。」


ファリス「兵士として国外に出るのとは、また違いますからね。」


リース「違うの?」


ファリス「兵士の時は、馬での移動だからね。歩いてというのは、近場ぐらいだよ。そうだよね?ブラドさん。」


ブラド「あぁ。国の外に行くときは、馬ばっかだ。」


リース「ふ~ん。」


ヒューイ「歩き詰めで、きついだろ?」


ブラド「少しきついけど、大丈夫だ。リースさんは、いつもこのペースで歩いているんだな。」


リース「うん。二年以上、歩いて旅をしてきたからね。」


ブラド「すごいな。あまり、男女の差別的なことを言われたくないと思うけど…男でも音を上げることを普通にやっていて、すごいと思う。」


リース「えへへっ。」


リースさんは、照れ笑いする。

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