第6話

「うっ…このお酒、強い…。」


リースさんは、お酒を一口飲むと顔をしかめた。


俺も飲んでみると、確かにアルコール度数が高そうだ。


「リースは、無理に飲むのはやめとけよ。」


「うん。」


ヒューイ様に言われて、リースさんはご飯を食べ始めた。


「ブラド。お前は、きつい酒は飲めるのか?」


「はい。そこそこは。兄さんと飲んでる内に、酒に強くなりました。」


「そうか。サムさん、かなり酒に強いからな。」


そう言いながら、ヒューイ様は酒を飲む。


「ブラド。もっと気楽に接してくれていい。敬語も使わなくていい。」


「俺にも、気を使わなくていいですからね。」


ファリスさんは、ニコリと微笑む。


「分かりました。ヒューイ様、ファリスさん。」

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