第241話
「俺とも勝負してもらおうか!」
茶髪の男がオレに向かって剣を降り下ろす。
オレは剣を受け流すと、返す剣で顔に切っ先を突き付ける。
「スゴいな………………。分かった。東エリアは、あんたに手を出さない。」
茶髪の男がそう言うと、
「仕方ない………………。西も手を出さない。」
と、ブラドのお兄さんも言った。
……………………そこへ?
「じゃぁ、俺とも勝負してもらおうか!」
30才前後の黒髪の背の高い男の人が、オレに切りかかる。
一旦受け流すと、その男の人にも切っ先を突き付ける。
「もう、放っておいて!………………行こう!ブラド!」
オレは剣を鞘に納めると片手に持ち、反対の手でブラドを引っ張ってその場を離れた。
その場に残された男達や野次馬は、あっという間の出来事に、ざわざわとざわめいていた。
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