第232話
「確か………………アーク国の晩餐会で、黒髪美人がヒューイとイチャついてたって聞きました。」
入り口の眼鏡の男が言う。
何で知ってるの!?
「ん?ヒューイの女なのか?」
「えっと…………………………。」
オレは、視線を外す。
「そうなんだな。嘘がつけない子だな。」
「ごめんなさい……………………。」
オレが謝ると、
「はははっ。謝らなくていい。」
と、ノマのお兄さんは笑い、時計を見た。
今は昼時。
「昼は食べたか?」
「ううん。まだ。」
「じゃぁ、連れてってやる。」
そうして、ノマのお兄さんと恋人、オレ、部下(?)の眼鏡の人で食べに出た。
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