第226話

「本当に………………リースさん、可愛いな。……………………こっち見て、リースさん。」


!?


オレが顔を上げた瞬間、ブラドが唇にキスをした。


「ブラド!やっ!」


何とかオレが顔を背けると、左首筋にキスされる。


「あっ……………………やっ……………………。」


キスしたまま、ブラウスの裾から手を入れ、胸を触ってくるブラド。


「あんっ………………や、やめて………………お願い………………。」


!?


バタン。


「えっ?ブ、ブラド!?」


オレにもたれ掛かる形で、崩れ落ちるブラド。


……………………気を失ってる?


「大丈夫か?」


オレが戸惑っていると、20代後半の男の人に声をかけられた。

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