第124話

「リースさん。ひょっとして、”女の子の日“?重いの?」


しゃがみ込むオレの腰をさすってくれる、レミさん。


オレの様子か何かから、察してくれたみたい。


「うん。今朝からなんだけど………………今回は、ひどいみたいで………………。」


「そうなのね。とりあえず、客間まで歩けるかしら?布団を敷いてあげるわね。」


「ありがとうございます。」


オレは何とか客間まで歩くと、布団で横向きに“くの字”のようになって縮こまった。


「お腹や腰を暖めるものを持って来ましょうか?」


「大丈夫……………………。しばらく横になってたら、治まると思うから………………。」


「私がいると気を使ってしまうから、しばらく隣の部屋にいるわね。何かあったら、声をかけてね。」


「ありがとう、レミさん。」


そうして、横になっていると痛みも和らぎ、いつの間にか眠ってしまった。

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