第66話
渋々ながら、カインとケインも素振りを始める。
それを見てオレは、皆の練習を見守るコージーさんのところに行った。
「リース。最後の居合い、特に凄かったな。」
「うん!居合いで負ける訳にはいかないから。」
コージーさんの言葉に、オレは笑顔で答えた。
「いろいろ聞きたい所だけど、稽古の後にしよう。」
そうして、全員で素振りをし、打ち合いの稽古をする。
意外にも、その後もカイン、ケインは大人しく指示に従っていた。
昼になり、ヒューイ、ファリスと食堂に行った。
3人で食べると、オレだけ訓練場に戻った。
ヒューイとファリスは、フィリップ王子の手伝いをするらしい。
昼からも、カイン、ケインは素直に指示に従った。
そして、夕方6時。
「今日の稽古はここまで。夜勤の人達は、警備の仕事を頼みます。お疲れ様でした。」
コージーさんが挨拶をすると、
『お疲れ様でした!』
と、兵士達は大きな声で挨拶をした。
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