第37話

フィリップ「ヒューイ君が出て行った後は、どうなったんだい?」


コージー「リースは、また泣いてばかりでしたよ。


『ヒューイ、ヒューイ~~。』


とね。」


リース「だって、寂しかったんだもん。」


コージー「その頃はルーク先生の奥さんも体調を崩していて、大きな町に療養に行っていて、女の人がいなくて………………結構、困った。」


苦笑いを浮かべるコージーさん。


フィリップ「困ったとは?」


コージー「リースは女の子だからな………………まぁ、いろいろと……………………。」


コージーさんの言葉に、首を傾げるフィリップ王子。


リース「えっとね………………その時オレは10才で、その……………………体が『女の子』になったの。」


照れ臭そうに話す、リース。

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