｢お久しぶりです。コージーさん。｣

軽くお辞儀するヒューイ。

｢ヒューイ君、久しぶりだな。やはり、ヒューイ君と一緒に旅を始めたのは、リースだったんだな。｣

コージーさんの言葉に、

｢はい。あれから、リースの面倒を見てもらったみたいで、ありがとうございました。｣

と、再びお辞儀するヒューイ。

｢ヒューイ君、そんなに畏まらないでくれ。同じ先生の門下生だろ？それで言うなら、ヒューイ君の方が兄弟子だろ？｣

｢分かりました、コージーさん。｣

これまでのやり取りを見ていて、兵士達がざわつく。

そんな中、フィリップ王子は兵士全員を集め、ヒューイとファリスとオレの紹介をする。

｢この３人の紹介をする。ヒューイ君、ファリス君、リースさんだ。｣

｢よろしく。｣

｢ファリスです。よろしくお願いします。｣

｢リースです。よろしくお願いします。｣

ヒューイ、ファリス、オレが挨拶をすると、

『よろしくお願いします！』

兵士達は敬礼した。

カイン、ケインも敬礼した。

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