第5話

「エド、リースはそういうの…全く慣れてないから。」


「そっか、ごめんね、リース。」


そう言って、エドワードはまた微笑んだ。


こんなに格好いい男の人に、面と向かって笑顔を向けられたことがなく、とにかく照れてしまう。


ヒューイもファリスも格好いいけれど、エドワードは…何か違う。


「君がファリス?」


「はい。エドワード様。」


「フィンから聞いてるよ。そんな風には見えないな~。」


にこにこ笑顔のエドワード。


「とりあえず、城においで。ゆっくり話をしたいしね。」


「え!?城~!?」


思わず大きな声を出してしまった。


「ヒューイ。俺のこと話してないのか?」


「いきなり城に連れて行って驚かそうと思って、言ってない。」


「ふっ、お前らしいな。」

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